本学においては、一昨年度および昨年度にハラスメント事案が発生し、それにより学生をはじめとする多くの関係者の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
とりわけ、被害に遭われた方々には、心身にわたるご負担と苦痛をおかけしましたことに対し、心よりお詫び申し上げます。皆さまが安心して学び、働くべき場で、こうした事態が生じたことの重大さを真摯に受け止め、大学としての責任を痛感しております。
本学は高等教育機関として、人権と人格の尊厳を尊重し、すべての学生・教職員が安心して学び、教え、研究に取り組める環境を整備することを、改めてここに誓います。
こうした環境の再構築に向けて、本学ではハラスメント防止・対策委員会が中心となり、全教職員がすでに以下のような具体的な取り組みを実施・準備しております:
なお、ハラスメント事案の対応にあたっては、プライバシー保護を最優先とするため、情報の開示には限界があることをご理解いただきたく存じます。しかしながら、本学は、非常勤講師を含むすべての教職員や関係者の皆さまに対し、説明責任を果たす姿勢を大切にし、今後は可能な範囲で、組織としての対応方針や取り組みの経緯を丁寧に共有するよう努めてまいります。
また、公立の教育機関として、本学は多様な価値観を尊重し、すべての人が安心して暮らせる社会の実現に貢献する責務があると考えています。大学が率先して包摂的な社会のモデルを示すことは、未来を担う若者を育む場として不可欠です。
新年度を迎えるにあたり、誰一人として疎外されることのない、誰もが尊重される、安心な学びの場を実現するため、全学で取り組んでまいります。
令和7年4月
大月市立大月短期大学