12月10日(土)および11日(日)に第44回 岩峰祭が開催されました。
10日は一般公開日でした。学生たちは朝早くから模擬店を出すための準備に取り組みました。グラウンドにはクレープ(バスケットボール・サークル)、黒米を使ったお団子や黒米ご飯、里芋など(地域実習「おおつきエコビレッジ」)、塩キャベツチキンステーキ(ホリエジャパン)、各種飲み物(伊藤ゼミ)、焼き鳥と焼きそば(比嘉ゼミ)、フランクフルト(佐藤ゼミ)、おでん(藤城ゼミ)、ギョーザとタピオカジュース(中路ゼミ)、タコライス(バレーボール・サークル)とバラエティに富んだお店がずらりと並びました。さらに自治会は、無料の豚汁サービスを提供しました。
模擬店は、普段学んでいる経済学や経営学の理論を検証する場としても有効でした。学生らしい明るく元気な店舗運営ができ、大月商店街の方たちも学生の頑張りを評価してくださっていました。
C101教室は、研究発表の要素を多く含んだ場となりました。「地域実習」(長谷川ゼミ)で行った農作業や森つくり作業などの様子が掲示され、その成果物の販売を行いました。また、地域づくりゼミナールの大窪恭子氏が中心となってお茶席が設けられ、着物姿の学生がサービスの提供に力を入れました。お茶席では手作りの美しい紙芝居も披露されました。
さらに、子どもたちが自然にふれながら学ぶことができる「シオジ森の学校」の展示では、下澤直幸先生が授業の実態を丁寧に温かく説明してくださいました。このような学校での学びは、子どもにとって最高の経験となるのではないでしょうか。卓越した教育理念が感じられます。また、「かほり工房りんりんファクトリー」による手作り雑貨の販売コーナーでは、クリスマスツリーや人形などが販売されました。どれも優しい雰囲気の作品でした。
グラウンドに用意された「移動動物園」(八ヶ岳ウエスタン牧場)は、毎年市民の皆様にもご好評をいただいている企画です。馬や羊、うさぎなどと触れ合いの時間をもつことができます。動物が好きな方にとっては至福の時間といえ、皆さん笑顔で楽しまれていました。
S101教室は軽音楽のライブで盛り上がりました。音楽好きな学生が集まり、先日の山梨日日新聞で紹介されたようにエレキギターの弦が切れる勢いの熱い演奏でした。山梨県出身のグループ、レミオロメンの名曲「粉雪」では高いキーのボーカルが難しかったようですが、学生は最善を尽くしていました。
軽音楽ライブの後はダンスでした。早い時間から最終ミーティングを実施して本番に臨みました。チームワークが求められるダンスでは、メンバー間の心がシンクロすることが大切なようです。衣装も決まっていて若いエネルギーが満ち溢れていました。
そして、中路ゼミの模擬裁判です。毎年学園祭で行われる企画です。このような勉強の企画は、岩峰祭を別の角度から魅力的なものにしてくれます。ゼミメンバーのまとまりがあるからこそできる企画といえそうです。
10日最後のイベントは、「和火(KAZUKA)」によるファイヤー・パフォーマンスでした。すっかり日が暮れて、凍るような寒さのなかでの演技の開始でした。始まるとすぐに驚きの声が会場に広がりました。磨き上げられた究極のパフォーマンスです。観衆をぐいぐい引き込み、別の世界へと導かれたような気持ちになりました。見ている学生たちも和火の皆さんの動きに同調するかのような反応をみせていました。
こうして1日目の岩峰祭は終わりました。
2日目は学生同士が楽しめる企画が用意されました。午前中は会場のセッティングに大忙しの学生たちでした。午後からチームに分かれクイズを行いました。「ファイブリーグ」とよばれるクイズで、5人でひとつの問題に解答します。知力の面でのチームプレーが求められる、なかなか難易度の高いゲームです。企画と運営とに学生が工夫を加えたため、会場は終始笑い声が響きわたるなかでのゲームの進行となりました。
その後は「ミスター&ミス大月」の発表がありました。参加した皆さんの予想に対して受賞結果はいかがでしたか。鍛え上げた筋肉をみせる1年生もいました。
2日間にわたる学園祭の総仕上げが後夜祭でした。教室に学生が集まって自分たちで準備した料理を楽しみました。2日間を通じてみると、1年生、2年生が力を合わせて創り上げた学園祭との印象を強く受けました。
〔文責・上笹(学生委員)〕
2011年12月17日(土)に合同企業ガイダンス「マイナビ就職EXPO2013」(於:パシフィコ横浜、みなとみらい)に、1年生92名が参加しました。大学に集合してバスで行きます。
11時ごろ、会場に到着。すごい人です。毎年、2万5千~3万人の学生が参加するそうです。
会場にはたくさんの企業がブースを出しています。業種は、商社、金融、食品、物流、通信と多種多様で、
各業界のトップ企業によるパワポや映像を使っての企業説明と質疑応答が行われます。
みんな真剣な表情で、メモをとります。立ち見もたくさん。
学生は、マイナビのサイトで受付票をダウンロード、記入して持参し、説明を聞いた企業に
提出します。とにかく、学生も参加企業も数が多いので、心づもりしてきても時間が合わなくて
説明が聞けなかった人もいたようです。
ほとんど全員黒のスーツを着ているので、月短の学生を探すのが大変でしたが、運よく会えた人に
感想を聞いてみると、
「じぶんの中のコンビニのイメージがとても限られたものだということが分かった。
企業のスケールがそれまで思っていたよりずっと大きいことを実感した。」
「希望していた業種とは違う企業の話を聞くと、視野が広がる。ただ、選択肢が増える分、
迷いも出てくる」
とのことでした。
世の中にどのような業種や企業があるか、そして、どういう仕事をしていて、社会的にどのような貢献をしているのか、といった、わかっているようでいて実はよくわかっていないことが多々あります。私も、今回、いろいろな会社のプレゼンを見て回って、大変勉強になりました。 このように、実際に働いている方々に直接お話を伺えるのは、企業のHPで触れられないような深みのある情報に近づける貴重な機会ですね。1年生のみなさんも、就活とはどういうものなのかを肌で感じることができたのではないかと思います。
学長も参加されました。 みんな、ファイト!
文責:岩田(学生委員)
去る12月1日(木)、大月市民会館にて、本学後援会の主催で、教養文化養成事業が行われました。
今年は日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる木管五重奏の演奏会でした。
当日は、冷たい雨が降るあいにくのお天気でしたが、一般のお客様もたくさん集まってくださいました。
もうすぐ始まります。わくわく… 本学後援会会長 小林昭博氏
曲目は、初めて聞くフランスの作曲家(プーランク、イベール、ミヨー)による木管五重奏のための作品と、なじみ深い「サウンド・オブ・ミュージック」のメドレーや日本の歌曲集、そして、フルートの超絶技巧が堪能できる「熊蜂の飛行」とバラエティに富んでいて、最後まで楽しめました。また、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネットのそれぞれの特色と音色を紹介するコーナーでは、おもわず「へえ…」と唸ってしまうような面白いお話を聞くことができました(クラリネットのほうがオーボエよりも音が上だと思ってましたが、逆なんですね。知りませんでした…)。
素敵な音色にうっとりします 自治会メンバーによる花束贈呈
プログラム終了後、本学の学生が花束を贈呈しました。女性の演奏家には男子学生が、男性には女子学生がお渡ししました(学生は、みんなちょっと照れくさそうでしたが、後で演奏家のみなさんに伺ったところ、なかなか好評でした)。最後にアンコールとして、ハンガリーのファルカシュの「5つの古風な舞曲」の終楽章を演奏してくださいました。
日本を代表するオーケストラである日本フィル・メンバーの素晴らしい演奏を聞き、改めて本物に触れることの大切さを実感した貴重な機会でした。
文責・岩田(学生委員)