4月5日(土)に、令和7年度 大月短期大学 第71回入学式を挙行しました。会場となった大月市民会館には早い時間から新入生たちが集まり始め、入学式らしい厳かな雰囲気を感じました。
最初に135名の新入生の入学が許可され、続く入学生宣誓では、新入生を代表して下澤愛さんが丁寧に心をこめて宣誓の言葉を伝えました。その透きとおった声と熱意が静かな会場を包み込みました。
次の学長式辞では、栁沢幸治学長から「本学に入学して皆さんは自由な時間を手にします。小林秀雄のいう『合理的に考えること』の意味を考え、学ぶだけではなく友とともに遊ぶことも大切にしてください」との式辞が述べられました。
式はそこから設置者告辞へと進みました。小林信保 大月市長からは、本学の歴史を振り返りつつ「これまでに大月短期大学は11,890名の卒業生を輩出しました。自然豊かな大月市は学問を志すのにふさわしい環境です。本市での出会いを大切に、明日に夢をつなげるよう学んでください」とのお言葉をいただきました。
続く祝辞は3名の方にお願いいたしました。最初に棚本晃行 大月市議会副議長から「地域活力の源は人材にあります。皆さんは世代を超えて多くの人と交流してください。そして、成長を実感できるような学生生活を送り、卒業後は大月市に永住されることを望みます」との祝辞をいただきました。
次の祝辞は卯月政人 山梨県議会議員からでした。ご自身が過去に大月市の里山プロジェクトに関与されたことなども取り上げながら、「皆さんには無限の可能性のある未来があります」と、若者の心を奮い立たせるメッセージをいただきました。
そして最後に、佐藤善子 大月短期大学運営委員会委員長から「皆さんは人生のなかで決心することが大切です。自分の時間を有意義に使い、価値観を育んでよき社会人としての自覚を持ってください」という趣旨の祝辞をいただきました。佐藤氏からは大月市は大変静かな生活環境が確保されており、人情味のある地域であるとの話もあり、慣れ親しんだ地元を離れて大月市で暮らし始める新入生にとっては安心できたのではないでしょうか。
入学式終了後は市民会館3階講堂に移動し、新入生歓迎パーティーを開催しました。このパーティーは新2年次生たちが力を合わせて計画、準備したものです。パーティー開始からすぐに本学専任教員の自己紹介などの時間があり、新入生たちは真剣なまなざしで教員の話を聞いていました。今年度から2名の教員が新たに加わりました。神山英子 准教授(日本語教育)と矢賀部裕 准教授(経営学)です。本学は学生の皆さんと教員との距離が近く、勉強や進路で困ったときにはすぐに相談できる強みがあります。
その後パーティーは学生自治会の尽力で順調に進み、新入生たちは仲間や先輩との親交を深めることができたようです。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。どうぞ健康に留意して、充実した2年間を送ってください。
【文責:上笹 恵(学生委員)】
(写真撮影:大月短期大学事務局)