令和7年3月1日(土)に第69回卒業証書・学位記授与式を挙行しました。穏やかな春の日差しを感じるなか、会場となった大月市民会館にはスーツや袴で決めた卒業生たちが集まり、式典が始まる前から華やかな雰囲気でいっぱいでした。
はじめに栁沢幸治学長が141名の卒業生には卒業証書・学位記を、また22名の特別聴講生には修了証を授与しました。それに続き、卒業レポート優秀者の表彰を行いました。今年度の最優秀賞には鈴木美咲さんの「自治体消防における女性消防吏員の必要性について」が、そして優秀賞には小平奏重さんの「スポーツ競技における多様性の承認について」と渡部芙美さんの「日本の米離れと米産業の海外進出-株式会社神明を事例として-」が見事選ばれました。
また、栁沢学長は式辞のなかで卒業レポートの執筆を例にあげて、正しい方法で努力を継続することの大切さを説き、「卒業は皆さんと大月短期大学や大月市との別離を意味しません。困ったこと、嬉しいことがありましたらいつでもお越しください」と伝えました。
次の設置者告示では、小林信保 大月市長からは、「目標を掲げて予測力、変化への対応力を高め、今後も学び続けてください」という温かい言葉をいただきました。大月を知り尽くした市長が本学ならではの魅力を整理してくださったので、会場の全員にそのメッセージが強く届きました。
さらに祝辞では、お二人の方からお言葉をいただきました。まず、棚本晃行 大月市議会副議長から、伝統に新しさを加えることの大切さが示され、「脱皮できない蛇は滅びると言います。常に新しく脱皮し、それぞれの進む道でご活躍されますことを期待しております」という趣旨のお話がありました。
そして最後に、佐藤善子 大月短期大学運営委員会委員長は、卒業後に大月で再会することを提案され、「大月短期大学で学んだ経済学は百人百様の力をつける学問であり、身に付けた総合力はその人にしかないオリジナリティです。しかし、学ぶことは2年間で終わりではなく、これからがスタートであり、あなたの総合力に積み上げていく姿勢が大切です」との温かい助言を発してくださいました。
これら一つひとつの言葉を、卒業生たちは喜びの感情とともに受け止めてくれたことでしょう。
式典が終わると皆で集合写真を撮りました。壇上ではプロフェッショナルな写真家の皆さんが細部まで調整してくださって、各グループに分かれてそれぞれ素敵な写真を撮ることができました。後日皆さんの手元に送られる写真は、良い記念になるはずです。
式典が終わると会場を変えて、卒業パーティーを開催しました。卒業生の後輩たちが時間とエネルギーをかけて準備したパーティーであり、卒業生は最後の楽しい時間を共有できたようです。
皆さん、ご卒業おめでとうございます。仕事や勉強の成果があればまたぜひ本学に報告に来てくださいね。今後のご活躍に期待しております。 [文責:上笹恵(学生委員)]